名前が付いている動物とそうでない動物の違い


犬や猫にはたいてい名前がつけられています。
ペットを飼われている方はたいていそうしていると思います。

動物園にいる動物では、愛称がつけられている動物とそうでない動物がいますね。

例えば、上野動物園の人気のある動物では、パンダにはリーリー、シンシンという愛称がありますが、小獣館のジャコウネズミには愛称がありません。(飼育員の方が密かに愛称を付けて呼んでいる可能性はありますが)


この違いはなんでしょうか?


この話題を進める前にまず、動物園の動物をどのように管理するべきか法律では決められているか確認する必要があります。

結論から申し上げると、名前を与えるべきかどうかについては、言及されていません。

また、動物園の展示動物には、もともと国際的に血統を管理するための国際登録番号、国内登録番号があります。

ただ飼育上、番号で動物を呼ぶことには人間として抵抗を感じますので、飼育員の方々が愛称をつけている場合が多いようです。

この時、鳥類など個体別に身体的な特徴差が少なく集団で生活している動物は脚環やタグによって識別していることが多いようです。ただ、これも動物園によってまちまちで、たくさんいるモルモットにすべて名前をつけているところもあるそうです。
展示動物の飼養及び保管に関する基準(平成16年環境省告示第33号)の、展示動物の飼養及び保管に関する基準で、以下のようなクダリがあります。
第1 一般原則
1 基本的な考え方 より抜粋
動物に関する正しい知識と動物愛護の精神の普及啓発に努めること。

動物に愛情を持って接しながら、世話をする飼育員さんたちにとっては、名前を与えることはとても大事なことなのではないかと思います。

命名のルールは特に決まってはおらず、飼育員さんのセンスもあると思いますが、他の動物園から来た動物には、国内外を問わず以前付けられていた愛称をそのまま使う場合も多いようです。

地名にちなんだ命名もあります。例えば、和歌山のアドベンチャーワールドのパンダ達にはたいてい「浜」という字が入っています。

動物園にいる動物たちの名前の由来が展示されていることもあります。上野動物園の猿山だと家系図になっていて、とても面白いですよ。


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